akiです。
前編はこちらです。
長期保有が前提となる投資先
前編では、私の中で「日本株」は長期投資に適さないと判断しました。
自分の中で優先順位を設定して金融商品を調べた結果、米国株に辿り着きました。
投資おける優先順位
新しい投資先を選ぶ前に自分自身の優先順位を考えてみました。
- 長期投資に相応しい安定した成長力。
- 投資中における心の安定感
- 安定したインカムゲイン
- インフレに負けない投資
米国投資への魅力
- 人口が2050年まで増加する見込みである。(2100年まで増加見込みとする説もあり)
- 株主ファーストの環境がある。(株主の権利保護・配当を重視する・簡単に増資しない)
- イノベーションの生まれ易い環境がある。
- 基本的に右肩上がりの経済成長をしており、今後も上記理由が継続する可能性が高い。
- しかしこれからは右肩上がりでも低成長・低インフレも考えられる。
上記はS&P500に連動するETF「voo」です。綺麗な右肩上がりが確認できると思います。
私の投資ルール
私の投資ルールは下記の通り定めました。
2.KPIは配当金として毎月1回、高配当・連続増配銘柄で割安と思われる銘柄を購入する。
3.個別株購入資金は合計で5万ドルを超えないようにする。
1については信託報酬最安値競争でコスト削減に努めているVanguard社のvooを採用しました。
続いて2ですが、これは「グロースかバリューか?」「資産の最大化かインカムゲインか?」で正直迷いました。熟慮しましたが、ある程度の資産は確保できていることから私はインカムゲインを重視し配当金をKPIとすることに決めました。
資産の最大化よりも配当金をKPIとした理由は下記の通りとなります。
上記チャートはS&P500に連動するETFである「SPY」になります。先に紹介したvooと同じ指標に連動していますが、少々印象が異なると思います。この違いは「運用開始日」となります。vooは2010年9月に運用が開始されていますが、spyは1993年1月より運用が開始されています。
ここで重要な点は表の矢印にある通り2000年につけた最高値を更新するのに約13年の月日を要した点です。もちろん、配当金もありますので実際の運用益としてはもっと早く元本を回復していると思われますが、単なる暴落ではなく長期間低迷する可能性があることも考慮する必要があります。
高配当銘柄も連続増配銘柄もディフェンシブが多いとはいえ株価低迷には普通に巻き込まれると思います。その際に株価が戻るまで配当を出し続けてもらえることを期待して配当金をKPIとしました。
確かに資産の最大化を求めるならば無配・低配当のグロース株が向いていると思います。しかし、長期に低迷した期間については価値を生み出すことはできず、損切りしたとしてもその期間においては現金資産としてしか運用ができない可能性があります。
優先順位の2・3における「心の安定感」と「安定したインカムゲイン」を満たす条件にもなります。
3についてはナンピン地獄を避ける為です。バイアンドホールドの方針ですが、低迷し続ける銘柄に無限ナンピンをしないように上限を設けました。
米国株の不安要素
もちろん不安要素が無いとは言えません。様々な投資がある中で米国株がベストであると断言はできませんが、消去法で消していくと私の中では米国株しか残りませんでした。日本は簡単に増資をしたり減配をしたりします。新興国は政治的に未成熟なパターンも多く汚職があったり、株主の地位がおざなりにされることも多いのではないでしょうか?
世界中の格差は縮小されています。米国も他の先進国と同様に低成長・低インフレの時代に入るかも知れません。世界の行く末は予想すらできませんが、自分60歳を迎える頃までは今の方針を貫きたいと思います。
最後に
以上が私がセミリタイアの為に米国株を選んだ理由でした。
もちろん私の考えが正しいとは限りません。
ブログを続ける限り配当金の推移は記録していこうと思います。