インカムゲイン投資家のakiです。
本日はお金の価値観について考えることがあったので記事にしてみたいと思います。
お金の価値観
お金の価値観は年齢・環境・時代背景等、様々な要素によって形成されていくと考えられます。
私自身も学生・社会人・経営者とステップアップするにつれて大きく価値観は変わっていきました。特に学生時代は親から仕送りをしてもらっていましたが、バイトをしないとなかなか生活も苦しく「もっと仕送りが欲しい」と思っていました。しかし、今思うと結構もらっていました。私が親なら「感謝しろ!」と確実に思う金額です。やはりバイトではなく実際に正社員として働きだすとその辺りの感覚が育っていくような気がします。
もし宝くじで1憶円当たったら?
皆さんもこの話題がどこかで出たことはないでしょうか?
私は学生時代や社会人序盤に飲み会等で経験しました。私の周りはこんな回答が多かったです。
- 両親、祖父母に〇〇円あげる。
- 家を買う。
- 車を買う。
- 仕事を辞める。
- 贅沢品を買う。
- 趣味を極める。
- (アイデアは何もないが)起業する。
そしてだいたい共通していたのは「残り3~5割は貯金する」でした。「仕事を辞める」は案外多くなかったです。
高額当選をした知人の末路
実は私が30前後のときに高額当選をしたと噂の知人がいました。飲み会で顔を知っているくらいで親しくはなかったです。ただ、けっこう豪快に使っていると噂では聞いていました。
たまたまですが、つい最近の飲み会で彼の話題が出まして「自己破産したかも」という噂が出ていました。以前話題となった「破産者マップ」で確認をした人がいたそうです。
「破産者マップ」は少々悪趣味かな?と思いました。
いずれにしても生活が派手になり、生活水準が落とせなかったかも知れません。
人の人生ですので私が意見する筋合いはありません。ただ、この件で強く感じたのは「自分の中にあるお金の器は、自分の成長と共に育てていく必要がある」ということです。
お金の器
私も堅実な資産運用のみしてきた訳ではなく、「リスクが高い投資」や「運が良かっただけの投資」等、褒められない運用も行った事実はあります。
しかしながら、その一方でまじめに働き、資産運用をしながら地道に資産を積み上げてきた自負はあります。
今、1憶円あったらどうしますか?と問われれば基本的に私の回答は下記となります。
減らさないことに重点をおいた堅実な資産運用をする。
あぶく銭ならともかく、地道に積み重ねた資産を「(例え親であったも)簡単にあげる」とか「贅沢品を買う」などとは思わないと思います。(家を買うことが目標等であれば話は別ですけど。)
この辺りは米国株村もセミリタイア生活村も同じような考えの方が多いのではないでしょうか?米国株村は「もっと効率的に増やす!」、セミリタイア生活村は「堅実に取り崩す」なんて方も多そうですね。
ただ、最近思ったことは資産運用に偏り過ぎて楽しくお金を使う機会があまりなかったことです。棺桶に大金を持っていっても仕方ないという思いはここ数年強くなってきました。
高額当選した彼も「他者がめったに経験できないお金の使い方」で一瞬の煌めきだったかも知れませんが、何か人生に糧になるものがあったかも知れません。
そう考えると「楽しくお金を使う」ことが今までできなかった私もまだまだお金の器が小さかったな、と思っています。
そんなことを思いつつセミリタイアが益々楽しみになってきました。